いい話が多いのでこぼれ話ばかり続けたが、スケジュールは以下の通り。( )内は食事当番班
25日(有志) 26日(A班) 27日(B班 28日(C班) 29日(D班) 30日(全員) 31日(有志)
午前 AB班野菜採り
CD班学校のそうじ
体験学習用小麦畑の草取り 知的障害者施設「杉の郷」でボランティア作業 救急救命法の実習 特別養護老人ホーム「熊野川園」の方々をお迎えするため、会場と料理の準備 片付け・そうじ・解散
午後 午後2時集合
名前覚えゲーム
英語ゲーム班分け・グループミーティング
英語ゲームなど 遅い昼食後、プチ・キャンプファイヤー。翌日「杉の郷」へ行くにあたって、マナーとルールをテーマにグループミーティング。 「杉の郷」で、利用者の方々とゲームなど交流 自由時間 「熊野川園」の方々と、アメリカから旅行に来ていたジャスティンの両親・友人らとみんなで食事。子供たちが各自の芸やみんなで練習した英語の歌を披露。夜キャンプファイヤー
ALT、異文化交流   4人のALTはみな、子供たちを緊張させず自然体で接していた。職業柄か、子供時代に長期キャンプの経験が豊富だからか、ゲームや遊びの引き出しがたくさんある。よく遊び、よく話しかけてくれるお兄さんお姉さんが一生懸命働いていると、子供も寄って来てつい手伝う。
  たまたまなのか、日本に来る様な西洋人には多いのか、この4人が全員ベジタリアンだった。子供は肉・魚が食べたいに決まっている。どっちに合わせるのか、事前には何も決めずに各グループに任せることにした。今回、ALTと日本人の大人と子供たちで構成する班を4つ作って朝昼晩の食事を計画から片付けまで一任する方式をとった。とりあえず、とれたりもらったりした地の野菜や米・小麦粉などを並べておき、作りたいものでそこにない材料を買出しする。それぞれの「メニュー会議」の中でどんな話になったかはわからないが、結果的に一週間ベジタリアン料理が並び、しかもどれもこれもおいしく、子供からも文句は出なかった。(でもお家に帰ってから、久しぶりの肉をさぞかしおいしく感じたでしょう(笑))
  私がいたグループでの会話。「何作る?(私)」「カレー!!(子供)」「焼きそば!!(子供)」「でもトーリン(ALTの一人の名)はお肉食べないんだよ(私)」「え〜っ??なんで?なんで?(子供いっせいに)」「それはね・・・(トーリン)」「ふう〜〜ん(子供たち)」  一人一人が何を思ったかは知らない。でも子供は順応性があるし、なんたって自分で作ったものはおいしいものだ。おまけにALTはみな料理上手で、デザートも含めて食卓は豊か、野菜をたっぷり食べた一週間だった。
みんなの感想から
  ぼくはこのキャンプにきたときは、知らない人もいっぱいでこわかったけど、みんなとゲームや仕事やまくらなげや話をしたりして仲よくなれてうれしかったです。トーリンやジャスティンと友だちになれたりしてよかった。ぼくたちのグループでごはんをつくってみんなにおいしいといわれて、とても良かったです。

  家ではゲームしかしないので、ここにきていっさいしてないので、母にちゅういされないので自由にいろいろできたのでよかったです。ぼくはしりょくが悪いのでここにきてちょっとはしりょくがアップしたかもしれません。ボランティアの心得を教えてもらってちょっとは頭がかしこくなったかもしれません。

  このキャンプでは、楽しいゲームから、つら〜いそうじに草とり、いままでお母さんがやっていたご飯つくりなどいろいろ自分でやってきました。四日目には、杉の郷にいきました。そこにはふつうの生活ができなくなっている人がいました。ぼくは、ボランティアは人を助けることだとおもいます。

  そうじをするのも大きい講堂をふくのはたいへんでなん回もころびました。草とりはお父さんに「手伝え〜〜」といわれてやったことはあったけどあんなに大きいところをやったことなかったから手がいたくてつかれました。しかしそのあとに川に入ったのがおもしろかったです。

  四日目に杉の郷にいきました。いろんな症状な人がいました。その中でもすごい人がいました。その人は目が見えなくてとてもふじゆうなのに、ゲームをするとき場所を音でおしえてもらいゲームをしていました。ぼくは人と人が協力しあって生きていくんだなと思いました。

  四日目の予定は杉の郷というところにいくことだったんだけどぼくは気分が悪くていけませんでした。おひるにみほさんがみそ汁をつくってくれました。とてもおいしかったし、とてもうれしかったです。

  老人ホームの人たちがきて、一緒に昼ごはんを食べました。玉置君が洗面器とフリスビーを回しました。成功しました。そしてぼくも、最後にちょうせんしてラストチャンスで成功しました。ぼくははじめて成功しました。そのときとてもうれしかったです。

  とまって少しいやだったことは、肉が食べれないこと。(キャンプにきた)アメリカ人のひとたちは、みんな肉を食べないのだ。なぜかというと、動物の気持ちになってみると、それは自分のイヤなことだから。でも野菜だけでもとてもおいしい料理が食べられたから、肉を食べたいとは思わなかった。
 
  これはひとつの思いでになった。たんけんかのしゅぎょうだい1歩。

  
みんな友達
  なかよくみんなですごした
  みんな大スキ
  みんな仲よし

  まとめて楽しかった〜〜〜〜〜〜



  
木造校舎の力  管理を最小限にして、子供のエネルギーを引き出す、というのが主催者の一つのテーマだった。たたみをひいた教室で大騒ぎで枕投げをしていても、大きな問題が起きない限り好きにさせておいた。過疎の田舎の木造廃校舎、だからできたということもある。他のお客もいる修学旅行のホテルではだめでしょう。何人もの子が、『枕投げがきっかけでみんなと仲良くなれた』とあとで感想に書いていた。何年も使われていなくとも、校舎には子供のエネルギーを解放する力がある。ホームシックや疲れを心配していたが、子供たちは一週間パワー全開、後半仲良くなるに従って疲れ知らずに盛り上がっていった。むしろ大人がお疲れ気味だった(笑)。
ボランティア 『「気をつけて」って英語でなんていうの?ジャスティン』  『Take care』 『じゃ、Take care!!』 用事ででかけるALTに向かって子供の一人が声をかける。言葉は気持ちだから、気持ちを伝えたい関係になれば教えなくたって子供は覚えようとする。一週間の間に、そんないい場面がたくさんあった。
 本宮町のALT(Assistant Language Teacherの略)、ジャスティンと共育学舎が協同で企画・実施したこのキャンプは、一週間という長さの面でもボランティアを内容とする、という面でも日本の社会ではめずらしい冒険だったと思う。企画段階では自分たちが外の地域社会にどんなボランティアができるのか、を考えていた。が、始まってみれば、23人の多様な人間が一週間共同生活をする、という中に、自主的な助け合い、譲り合い、学びあいの機会はあふれていた。大人の私たちがお膳立てして、『ハイ、みんなでやりましょう!』という内容は最小限にしぼった。地域の方々には、ずっと守ってこられた学校を快く使わせていただいただけでなく、畑の野菜をたくさんいただくなど、逆にお世話になった。けれど、子供たちにとって、好意を受けることも大事な学びだろうと思う。
参加者 8〜12歳の児童11名
ALT(外国人英語教師)  4名
日本人の大人の参加者  7名
 +東京から家族参加した主催者友人の息子4歳
合計 23名

平成17年3月25日(金)〜3月31日(木) 6泊7日
熊野川町 敷屋小学校(17年4月から廃校

外国人の英語講師といっしょに
木造の教室で合宿しながら
ボランティア活動をしてみよう!

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