風の吹くままに 2006年正月より日記の開始
共育学舎代表 三枝孝之の独り言コーナー。
頻度と何時まで続くかは「風の吹くまま」ですのでご了承下さい。
日記 〜Iターン百姓のひとり言〜  ★ 1月〜3月の活動日記
  4月〜6月の活動日記
 ★ 10月〜12月の活動日記

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2006年7〜9月
9.29  競争
9 24  自然と向かい合うとき
9.23 彼岸
9.22  百姓に定年なし
920 悪循環
9.15 東洋医学と西洋医学
9.09 人口の増減
9.03  百姓の務め

8.30 夢
8.28 お金とは不思議なもの?
8.27 夏終わり、秋始まる
8.26 学生キャンプの思い出
8.24 食べ物の扱い
8.23 稲刈り
8.22 学生キャンプ始まる
8.18 帰省・取材
8.12  猿
8.10  疲弊する山間地
8.09  木造校舎の力
8.03  キャンプ始まる
8.02 キャンプ前夜

7.26   夏本番
7.23  引越しの手伝い
7.22  有機栽培の稲作り
7.21 梅雨明けず
7.14  定期健診
7.12  出穂始まる。
7.09  外国人との付き合い
7.02 プロの教え
9.29  競争
 
最近のニュースを見るかぎり人心の乱れは目を覆いたくなる。地球規模で乱れている。人心の乱れの国際化か?。人心の乱れの元は何か?。国、地域、個人により事情は違うが、共通していることは他人との優劣を比較し一喜一憂する競争心理にあるように思う。日本では金儲けレースに国民が参加し、勝ち組負け組みと目先のことで一喜一憂している。その結果政治家や公務員は私服を肥やすためならばその本分もかなぐり捨てる。企業は利益のためなら社員の首を切り、不良品と知りながらも消費者を欺く。家庭では親子が傷つけ合いをし、命まで奪う悲惨な事件が頻発している。競争からくる不安、恐怖が冷静な判断力を狂わしているように感じてならない。自分が生きることは他人と優劣を競うことではない。他人の評価を得るためでもない。食べて寝てチョン。その程度で上等である.

9 24  自然と向かい合うとき
  カヌースクールの予定だったが腰痛が治らないためにキャンセル。家内がピンチヒッターで出かけた。日常生活では不便が無いが力を入れると痛いので仕事にはならない。今月は殆ど畑仕事をしていない。小麦や菜の花の畑の準備が遅れているのが気になるが仕方が無い。
 菓子製造許可と飲食営業許可を取得した。農産物の生産、加工、販売の形は整った。亀のような遅い歩みだが一歩前進した。スピードは遅くても良い。地にに脚をつけて歩んで行きたいものである
 日本の農業者は食料自給率40%という現実をどう捉えているイだろうか。今の流れでは自給率が上がることはまず無いだろう。山間地の農業はあと10年もしないうちに壊滅状態になるだろう。何故ならが後継者がいない現実がある。行政も農協も地域住民もそのことに具体的な行動を起していない。自分の住んでいる地域でも、農業後継者を育てようなどと言う話を聞いたことも無い。美味しい新米もあと何年食べられるだろうか、、、、、、。

9.23 彼岸
 彼岸の中日。知人の奥さんが、おはぎを差し入れてくれた。近所のおばさんは五目すしを畑まで持ってきてくれた。仲間と美味しく頂いた。
HPを見て若い女性が訪ねてきた。将来農業をしながら人の集まるようなことをしたいと話していた。どんな動機でもいいから、若い人が農業に関心を持つことは良いことだと思う。
 現在24歳の女性が1ヶ月の予定で滞在している。自分は何かを教えることは出来ないが、生活の臭いを感じてもらったらそれで良いと思っている。若者には色々なことを学ぶ時間的余裕がある。知識と経験のバランスの取れた女性として成長して欲しいと願っている。

922 百姓に定年なし 
 自宅前の畑を猪が毎晩荒らしている。どうにも防ぎきれない。知人は田んぼにテントを張り見張りをしていると言う。獣害対策には苦労が多い。
 最近、団塊の世代の農業体験についての問い合わせが時々ある。中には仲介業者からの問い合わせもある。2007年問題も動き始めているようだ。自分も勤めていたならば、来年で定年を迎えることになる。百姓には退職金も無いが定年も無い。願わくば生涯現役でいたいものである。心構えとしては50代よりも60代と思っている。現実問題、百姓として生産から加工販売までの体制がやっと整ってきた。今までの基礎工事から柱を立てる時期が来た。設計図は頭の中にある。柱が建ち屋根がかかれば風当たりも強くなる。思わぬ突風で根こそぎ倒れるかもしれない。覚悟と備えだけはしておきたいもである。いずれにしても自分の信ずる道を行くだけのことである。


920 悪循環
 最近猪、蜂、熊に襲われた死傷者のニュースが目に付く。農作物だけでなく人身に直接被害が及ぶようになってきた。原因は人間にあると言ってしまえばそれまでだが、それで済ましては他人事や奇麗事で終わってしまう。直接の原因は日本人が農林水産業から離れていくことにある。山が荒れ、農地が放棄され、川は細り、海は汚れ、心身は乱れている。環境破壊と人身の乱れはどちらが先かは別として、悪循環。この流れに勢いがついている。総理大臣が変わったところでどうにもならないだろう。自分の脚下を看てもどうにもならないことが多い。どうすりゃいいのだ?。どうにもならないことを承知で命あるかぎり生きるだけか。死のうとして死ねず、生きようとして生きられず。自分を否定しても肯定しても同じこと。つまらぬ考えにとらわれたくないと思いながらとらわれている。諦めようと思いながら肝心なことは諦められないでいる。肝心なことが何かが解らないから始末が悪い。毎日どうにもならないことを思いながら生きている自分がいる。こんなことか書き連ねている自分がいる。オイと呼べば何だと応える自分が生きている。生きていると腹が減る。明日も百姓をするか。

9.15 東洋医学と西洋医学
  秋雨前線の影響かぐずついた天気が多い。耕運機を掛けたいところだが田んぼが乾かない。草だけが元気に伸びている。昨日久しぶりにカヌーを予定していたが、前日腰に違和感を感じたので大事を取りキャンセルした。知人の鍼灸師に診てももらったら筋肉に熱が溜まっているが、3回治療したら大丈夫だと言われた。確かに今日で3回目の治療を受けたが楽になった。こんな時西洋医学の外科に行ったらレントゲンを撮り、骨に異常が無いので痛み止めと湿布薬で様子を見ましょうと言われるだろう。日本には東洋医学と西洋医学がある。自分の症状に合わせて選ぶようにしている。知人の鍼灸師は自分の体質をよく理解しているので的確な治療で助けてもらっている。ありがたいことである。

9.9 人口の増減
  世界の人口が65億を超えたと言う。更に増え続けるだろうとの予測である。自分の住んでいる地域に目を向ければここ30年で人口は半減し、さらに減り続けている。今月になって知り合いが2人亡くなった。共に80代だった。ひとりは10年近く自宅で寝たきりだった。もうひとりは仕事して家に帰り、気分が悪いから医者と子供を呼べと言い残し、意識をなくし数日間で旅立った。人の数だけドラマがある。
 最近も宿泊者が途絶える事は無い。米も麦も野菜もある。食事と布団ぐらいは提供できるし、日本語を話せば話し相手ぐらいは出来る。まだまだ酒飲みの相手も出来る。人は何を願い求めてくるのだろうか?。そんなことはどうでもいい。一夜の布団と食べ物があればその日を過ごせる。

9.3 百姓の務め
昨夜サツマイモが猪に掘られた。直接の被害は2割程度。一度来出したら連夜襲われる。全滅よりは、と収穫にはかなり早いが全部掘りあげた。何を栽培しても獣害対策は頭が痛い。年々被害が増えている。次はサトイモが狙われる。そんなことを思いながら菜の花と小麦の畑の準備をしている。台風が来ようと獣害があろうと日々の務めを果すだけである。諦めたらそれまでである。何れ何らかの理由で百姓も出来なくなる時がくる。それまでは百姓をするだけのことである。

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8.30 夢
  アメリカ人の女性が来た。彼女は春休みのキャンプに参加したALTのメンバーのひとり。任務を終わりアメリカに帰る前に立ち寄ってくれた。帰国したら大学院に進学し、人権派の弁護士を目指すそうだ。社会的な弱者のために働きたいと言っていた。人にはそれぞれの志があり夢がある。若いときに色々な経験を積んで、人の情けのわかる弁護士になってもらいたいものである。


8.28 お金とは不思議なもの?
  古新聞を何気なく読んでいたら、自殺者が年間3万人を超えると言う記事が目に留まった。記事の中で、ある島では最近10年間で,自殺者が3倍に増えたとあった。島ではパチンコ屋と消費者金融だけが栄えているともあった。背景には金融機関の厳しい取立てと、公共事業の削減があるという。新宮市は人口3万4千人。和歌山市は確か40万人前後。毎年新宮市が無くなり、10年で和歌山市が無くなっていく計算になる。国民の生命財産を守るという言葉がむなしく響く。同じ紙面に大手消費者金融の創業者の写真入りの死亡記事があった。
 お金とは不思議なものである。本来お金そのものには何の価値も無いのに、そこに価値をつけ、有れば有ったで無ければ無いで人の命までも奪うことにもなる。現代社会は何時の間にか、市場経済を中心に回るようになってしまった。どんな理屈をつけてもその影響の中で生きていることには変わりが無い。せめて経済最優先でなく、自分の思いを優先させ大事にしたいものである。気概だけでもそうありたいものである。

8.27 夏終わり、秋始まる
 キャンプも稲刈りも終わった。これから秋の畑作りが始まる。今月はキャンプやら帰省で農作業はあまり出来なかった。そのツケをこれから払うことになる。今年は麦を早めに播きたいがどうなるやら。パン屋の開店準備もあるし、懸賞論文の応募の開始もある。無理をしないでマイペースでいこう。


8.26 学生キャンプの思い出 
 学生田舎インターンシップも無事に終わった。毎晩飲みながら若者とも話をした。辛口の辛辣な話もした。彼らが何を感じ何を思ったのかは知らないが、今回体験したことが成長の糧になって欲しいと願っている。ある学生に今回一番印象に残っていることを聞いたら、私に蹴飛ばされたことだと言っていた。確かに2回学生のお尻を蹴飛ばした。1回は稲刈りの時に刈り取った稲を足で踏みつけたからである。これは体罰でも愛のムチでもない。自分が精魂込めて育てた稲を踏みつけたから、蹴飛ばしただけである。彼に何の悪気はないことは百も承知している。それでもその行為を見過ごす事ができなかった。もう1回はパン作り用の机に腰掛けている姿を見たときである。今回はそれ以外にも何人かの学生を叱り飛ばした。自分が栽培した食べ物を、扱う態度が気にいらなかったからである。彼らは、内心男としてのプライドを傷つけられたと恨んでいるだろう。悔しい思いを抱えているだろう。今頃自然の中で仲間と楽しく遊んだ思い出と、百姓のオッサンに頭ごなしに怒鳴られた悔しい思い出が交錯している事だろう。彼らが強い男として成長することを願っている。田舎のオッサンと感情がぶつかり合うのも田舎インターンシップである。学生が帰った後、夜に徳島の女子大生が5日間の滞在予定で来た。去る人あれば、来る人あり。運悪く?カヌー仲間が来ていて、長旅で疲れているのに辛辣な歓迎を受けることになった。私は早めに切り上げて休んだ。


8.24 食べ物の扱い
  学生達とパンを焼いた。殆どが初めての体験。食べ物を扱うときには真剣にするように、厳しく注意した。それでも仲間同士だと遊びが出てくる。最近特に感じることだが若者の食事に対する乱れが気になる。食事の姿勢も、食材、食器の取り扱いも粗雑である。男は仕方が無いとしても、問題は女の子である。せめて掃除、洗濯、料理が出来るようになってから、お嫁さんになってもらいたいものである。当たり前の事が当たり前でなくなっていく若者の姿に一抹の不安を覚えるが、、、、、。

8.23 稲刈り
 
昨日の夕方雨が降ったので稲刈りの段取りができなかった。朝も曇り空だったので迷ったが稲刈りを決行した。知人の応援を頼み、学生とで1日で脱穀までした。籾で約800kgの収穫。自分としては満足の行く出来栄えだった。これで向こう1年家族と来客の分は充分ある。小麦とあわせれば2トン近い備蓄である。

8.22 学生キャンプ始まる
 昨日から第2回学生田舎インターンシップが5泊6日でスタート。参加者は和歌山大、京都大、立命館大、神戸大、福岡大の10名と教員1名、社会人2名、イギリス人1名と我々夫婦の計16名。2日目の今日は、午前中はミーティング、午後はパン焼き体験。今回のキャンプは、田舎で面白いことが色々出来る事を体験できたらそれで良いと思っている。昨年のキャンプの参加者の中から田舎でパン屋をやってみようと言う学生が生まれた。今年の参加者の中からどんな形で田舎との関わりを持つ若者が出てくるのか楽しみである。

8.18 帰省・取材 
 
2泊3日で帰省してきた。車窓から見える風景で、どうしても田んぼに目がいく。遠くから見た感じでも作り過ぎのような稲が多い。人間に例えれば栄養過多の肥満児にみえる。これだと一寸した風雨で倒れるような気がする。実際帰りの車窓から見たら,前日の雨に打たれ倒れている稲が多かった。除草剤を使い化学肥料を使うとどうしても成長のバランスが崩れる。そんなことは誰でも知っていることだが、一度使い始めると麻薬のようなもので、良くない事とは知っていても止められない。米も野菜も果樹も家畜も薬漬けが多い。その結果誰が喜ぶのか。せめて自分は農薬も化学肥料も除草剤も使わない農業をしていきたいと思っている。帰って自分の田んぼを見ると無事だった。近所の田んぼの稲は倒れているのが多かった。自分の米作りに、ささやかな自信と満足感を感じる一瞬でもある。
 私の故里は「水の都」とよばれ富士山からの雪解け水が地下水として豊富に湧き出ていた。真夏でも本当に綺麗で冷たい水が流れていた。それが最近40年の間に豊富な地下水を求めて、大きな工場が乱立した。その結果今では昔の面影は無い。実家でも飲料水を買っていた。以前は安全と水は無料で手に入るのが日本の常識で、世界の非常識だったが、いまや日本も世界の常識の中に入ってしまったようである。飲料水までも薬漬け。では市販されている飲料水が本当に安全なのか?何れ問題が起きるような気もするが、そんなことにはならないようにと願っている。
 何かがおかしい、違うと思いながらその流れは加速している。その流れの中に自分もさらされている。流れから離れて生きることも可能だが、今の自分はその流れの中で生きることを選択している。
 先日ある新聞記者から取材を受けた。何か自分の心に残っている言葉はありませんか?という内容だった。「その本を務めよ」と答えた。中学時代に人間は何のために生きるのか。そんなことを考え始め、放浪の人生が始まった。30代の後半に、この言葉に出会った。その後馬齢を重ね還暦が近づいてきた。未だに「何のため生きるのか」その疑問は解けてはいないが、今は農業に縁があり、生業としているので、農業者の務めとして、安全な食料の生産をめざしている。そんなことを話した。取材と言えば先日もう1件受けた。こちらは誰でも知っている企業の季刊紙だった。NPOの特集記事の取材だった。編集者が東京から訪ねてきた。NPO共育学舎の実態を話した。共育学舎は一般的なNPO組織ではなく、極めて私的な活動組織であることを説明した。地域のためにと言う思いが先ではなく、自分がしたほうが良いと思うことをして、結果として何か地域の役に立つことがあれば良いという自分の生き方を話した。編集者がどう受け止めどう料理するのかはお任せするしかない。新聞記者も編集者も人間的には信頼できる人柄だったので本音の部分を話したつもりである。東京のテレビ局からの取材の申し込みもたまにあるが、どうも態度が気に入らないので断っている。何かを勘違いしている人が多い集団に見える。番組内容がそのことを証明しているように思う。勿論全ての番組を否定するものではないが、、、、、、。そんなテレビからの一方的な情報に惑わされ迷い一喜一憂しているのが、今の多くの日本人ではないだろうか。本を忘れ、外からのものに流されているように思う。その中の一人に自分もいる。日々精進をと思いながら、日々怠けている自分が存在しているのが現実である。


8.12 猿
 ついに我が家の田んぼにも猿の集団が来た。たまたま車が通りかかったので被害は少しで済んだ。これから毎日のように狙われる可能性がある。近所では田んぼの端で昼は猿、夜は猪の見張りをしている人も入る。動物とのバトルである。守るほうには如何しても、すきが出来る。人間の方が形勢不利である。収穫まであと3週間。気が重い日が続く。

8.10 疲弊する山間地
 稲も良い感じで実り始めている。台風7号の被害も無かった。しかし近所の田んぼには猪や、猿が入っている。被害が拡大している。対策はしているが個人的なレベルではどうにもならない。地域全体で、と言うことにならないのが、現在の山間地の実情である。一昔前のような地域の連帯感も一体感も薄れている。田植えも稲刈りも我が家だけ。獣害対策も我が家だけ。隣の家のことは気になるが、お互いにそれ以上の行動は起さない。近所のお年寄りと話す機会もあるが、年寄りのことは若い者には解らない事が多いと言う。例えば朝起きたら目まいがする。腰が痛い。疲れが取れない等々。若い者から見れば怠けているように見えるだろうがそうではないと話していた。確かにその通りだと思う。田舎に農地はありながら農業をする若者がいないことが問題である。現実は農業後継者がいなくても、地域が消滅しようと誰も困ってはいない。所詮他人事であり、他人の痛みである。他人の痛みは3年でも我慢できると言う。山間地は疲弊し農業の出来る環境は失われていく。やがて下流にも同じことが起きるだろう。どんな状況になっても人間は生きていくだろう。ただその時に善良な庶民が、大きな犠牲を背負わなければならない。責任の無い子供達が犠牲になる。現在、経済後進国と呼ばれている国の子供達の現状を思うとたまらない気持ちになる。明日はわが身。
 先日のキャンプでも子供達は楽しそうに笑顔を一杯振りまいてくれた。日本という国で何時までこんなことができるだろうか?
 釈迦やキリストが生まれても世の中変わらない。百姓のオッサンに何が出来る?百姓は出来る。
明日も暑そうだけど百姓に精を出すか。奈良からパンに興味のある知人が来ているので夕方にパンを焼こう。

8.09  木造校舎の力
  1週間のキャンプも無事終わり皆元気に帰っていった。校舎に子供達の声が朝から晩まで響いていた。田舎の子供も都会育ちの子供も同じ。自由時間が一番生きいきしている。今回、主催は大学生がしたので側面から協力をした。キャンプの運営を通し大学生の日常生活が見えて面白かった。子供達は元気、大学生は疲労困憊。約30名を受け入れ無事終わって一安心と同時に疲れが出た。改めて感じたことだが木造校舎の持つ力は大きい。子供達を暖かく包み込み、子供達の個性を見事に引き出してくれる。子供達は自由時間にするだけで木造校舎の中を自由自在に遊びまわる。グランドを疲れを知らずに動き回る。全国には廃校になった校舎は沢山ある。もう一度学びの場として再利用したら良いと思う。

8.03  キャンプ始まる
  小1から中2までの子供達17名。大学生10名。社会人1名。総勢28名が兵庫県から来た。子供達はそれぞれに個性があり元気一杯であるあが、中に4名ほど気をつけて見た方が良いなと感じた子がいた。一人は早速熱がでた。聞けば日頃から熱が出やすく、今朝も熱が出たが薬で治まったので来たそうだ。薬は持参していた。暑い中の長距離移動だから疲れるのが当たり前である。今回の参加者は小学校の低学年が多い。明日はパンを焼く予定。

8.02 キャンプ前夜
 
明日から、都会で生活している子供たちと大学生たちによる、1週間のキャンプが始まる。今回は企画から募集、プログラムの作成まで大学生がする。私は現場で協力をする事になっている。準備段階で何回もメールのやり取りをしながら参考になることも多かった。どんな子供達が顔を見せてくれるだろうか。楽しみである。安全第一ということは学生たちとも確認してある。その安全が中々曲者である。田舎で思うことと、都会の机上で考えることのギャップも大きい。考えてみれば当然のことである。人間は知識と経験の範囲でしか思考できない。だからこそ若者が色々な体験を重ねることの意味も価値もあると思う。都会で成長した若者にとって、私のような田舎の偏屈で意地悪なオッサンとやり取りした経験は初めてだと思う。私は教育者ではないので教科書はない。自分の気の向くままに若者と接するだけである。1週間が終わったとき彼らと子供達が何を思い、何を感じるだろうか。願わくば良き思い出と成長の糧となったら良いなと思っている。

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7.26 夏本番
  今日で梅雨も明けたような夏の青空が広がり暑かった。これで暫く暑い日が続けば稲のためには好都合である。
 今年は麦の作付けを早めにしようと考えている。早めに種を播くと草も一緒に生え草取りが大変になる。そこで盆前に一度起し、草を押さえることにしようと思って準備をしている。菜の花も早めに蒔く予定。百姓は天気次第でどうなるか解らないが段取りだけは進めている。夏休みも取りたいと思っているがどうなることやら。
 暑い中での仕事は体力の消耗が激しい。汗の量が違う。その分ビールがうまい。午前中びっしり汗を流し、シャワーを浴びてビールを飲み昼寝をし、夕方もう一働きをし風呂に入りビールを飲む。夏の楽しみでもある。ビールといっても発泡酒である。考えてみれば安いものである。その程度で満足をするのだから安い男である。

7.23 引越しの手伝い
  友人の引越しの手伝い。段ボール箱の中身は知らないが沢山運んだ。自分の事として引越しを考えると気が重くなる。普段から整理しておかないと、いざという時に大変なことになるだろう。と思いながら、捨てるというから何品かを貰ってきた。我が家もガラクタが増えてきた。シンプルがベストと思いながら現実は逆行している。共育学舎として必要なものは揃って来た。整理を心がけ必要最小限度でいこう。


7.22  有機栽培の稲作り
  久しぶりに雨が上がる。畑の草刈りをする。化学肥料は使用しないので草が貴重な肥料になる。畑で近所の先輩と稲談義。珍しく私の稲を褒めてくれた。比べてみると違いが良く解る。茎の太さが違う。勢いが違う。色が健康的に見える。農薬と化学肥料漬けの稲作りから脱却することが、健康のためでもあり、環境を保全することにもなる。しかしその代価として労働力が必要になる。80歳前後の先輩が除草剤、農薬、化学肥料漬けの稲作りをしても、新米百姓としては何もいえない。せめて体力と気力の旺盛な若者が、自然のエネルギーを生かした農業に参加してもらいたいと思う。

7.21 梅雨明けず
  梅雨が明けると思ったが梅雨入りのように雨が降る。稲の穂も大分出てきたので天気が続いて欲しいところだがどうにも成らない。どんなに雨が降っても照っても雑草の成長は早い。虫たちも元気である。弱音を吐くのは人間だけのようである。万物の霊長だと思っていたが、どうも最近疑問に思うことが多い。人間ぐらい始末の悪い生き物はないように感じる。ここ数日間汗を流していないし、来客が多く飲む機会も多いので身も心も重い。
 最近身近で神経関係の薬を常用している人が、意外に多いことに気が付いた。ストレス社会ということの証明だろうか。薬漬けにならないように気をつけよう。
 現在34歳と15歳の男性が滞在している。農業に関心があるというが、就農となると話は別である。自分の考えをしっかりまとめて出来れば就農の道を選んでもらいたいものである。先日地域審議会の席上でも言ったが、せめて予算の1%を若者のために使って欲しいと思う。トンネルを掘るのに何十億も良いが、それ以上に大事なことがあるだろう。現実と将来に目を開くときが来ていると思うが、、、、、。

7.14  定期健診
 コシヒカリの穂も出始めた。このままの調子ならば豊作だが、前途は多難である。
 定期健診の結果を聞きに病院に行って来た。幸いに問題は無い。この年になると1年に1回程度の検診を受けた方が安心である。それにしても今日は暑かった。38度を超えたようだ。日に当たると暑いと言うよりは痛かった。年々日差しが強くなっているように感じる。これも地球温暖化の影響なのか。考えることは大事だが、考え過ぎることは慎みたい。
 明日13名の若者が来る予定。せめて、この中で一人でも農業に関心を持つ者がいないかと思うが、、、、、。
リーダーは学生時代に何回も来ている。そのうちに一人ぐらい変わり者も出てくるだろう。
 

7.12  出穂始まる。
 5月5日に田植えをした稲も、もち米は、穂が出始めた。田植えの後の低温長雨で心配をしたが、良い感じに生育した。後の問題は猪と猿と台風。新米を食べるまでの道のりは厳しい。特に獣害対策は万全な対策が無く、被害が大きいので頭が痛い。日本にとっては、北朝鮮のミサイルよりも深刻な問題であり、早急に対策を講じることが大事だと思うが、都会に住む人にとっては問題が見えないだろう。政治家も役人も直接の痛みを感じないから知らん顔を決め込む。高齢化と獣害で田舎の農業は風前の灯火である。
  現実問題として自分もこの地であと何年農業ができるだろうか。やる気があり、体力があったとしても毎晩のように畑を荒らされたのでは収穫できない。猟銃でも持とうかと思うときもあるが、今更素人が持ったとしても役に立たないだろう。地域で頑張って農業をしている80歳前後の先輩も、今年で米作りを止める人が何人いるだろうか?


7.09  外国人との付き合い
  アメリカ人の学生が帰っていった。1週間足らずの滞在だったが考えさせられることが多かった。先月滞在したアメリカ人学生は自閉症気味だった。今回の学生も内的なトラブルを抱えていた。子供の頃から治療を受け、薬も服用していると言っていた。アメリカでも多くの若者が何らかのトラブルを抱えているようだ。トラブルを抱えている彼らと接するときに、言葉の問題もありとても気を遣う。特に中に入って通訳をする家内の負担が大きい。事前にチェック出来ないので何かトラブルが起きてからでは遅いので、家内とも相談して暫くは外国人の受入れを断ることにした。残念だが自分の実力ではトラブルを抱えた外国人まで相手に出来ない。今まで縁のある外国人との付き合いは今までと同じである。

7.02 プロの教え
 昨日からプロのパン屋さんが泊まりこみで指導に来てくれた。プロの技術を目の前で見て、直接指導を受けた。技術的なこともさることながら、会話の中に多くのことを学ぶことが出来た。身近にこういう人が居ることは本当にありがたいことである。沢山の収穫があったし、希望が湧いてきた。家内と共に感謝し喜んだ。小麦を栽培し、土窯を作り、天然酵母で美味しいパンを焼く。長年の思いが実現した。最初に小麦の種を播いてから7年。初めて試作の土窯を作ってから2年。3個目の土窯。その間の多くの人の協力を無駄にはしない。してはならないと改めて思った。
 若者も傍で一緒に指導を受けたが何を感じただろうか。当然のことながら、私とは思いが違う。温度差がある。お互いに自分の器の分だけしか受け取ることは出来ない。私が若者にできることは、自分と一緒に行動する場を提供するだけである。
 プロといえば若い頃の、プロゴルファーとの付き合いを思い出した。良く一緒にコースを廻った。当然のことでバックからティーショットを打つ。どんなコースでもバックは綺麗に整備された芝生である。フロントとは気分が全然違う。優越感を感じる一瞬でもある。ショートコースでもドライバーで打ったこともあった。プロは自分の技術を知り球筋の癖を充分知り、最悪でもここに落とすと考え、コースを攻める。アマチアは、自分の技術のレベルも癖も知らず、最高のショットをイメージして打つ。その違いだとよく言っていた。どんな世界でもプロと縁があるのは、学ぶことが多く幸せなことである。

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